2014/11/07

Virtual SANモデル(その1) -SANsymphony-V10 新機能解説 5

皆さま、こんにちは。


SSV10もリリースされてからしばらく経ちました。
Update 1もリリースされ、インストール実績も順調に増えています。


SSV10では新しく「Virtual SANモデル」というライセンスが増えました。

これは、DataCoreサーバとHOSTを同居させる構成でのみ利用できるライセンスです。
構成のパターンとしては、主に3種類です。


  1. 仮想マシン上にDataCoreサーバを構成
  2. Hyper-VのホストOS上にDataCoreサーバを構成
  3. Windows ClustreとDataCoreサーバの同居
構成として多いのは圧倒的に、1番と2番の構成です。



また、このSSV Virtual SANの特徴は、自動階層化が標準でバンドルされている点と、1PBまでの大容量の管理をサポートしている点です。

単に仮想化のスモールスタートではなく、物理的に同一のx86サーバ上に構成してローカルリソースを高機能な仮想SANとして使い、性能も妥協しないという製品になっています。

物理サーバ2台で構成できるのも、お問い合わせをいただく際のポイントになっているようです。









2014/09/01

【イベント】ATSソリューションWorld 2014出展

皆さま、こんにちは。

今日は、イベント出展のご案内をさせていただきます。


アルファテック・ソリューションズさんのイベント「ATSソリューションWorld 2014」への出展が決まりました!!

スカイツリーのおひざ元、東京ソラマチで開催です。
なんとご来場者様全員に、東京ソラマチ内の飲食店全店で利用可能なお食事券がプレゼントされます。展示をご覧いただいた後は、東京ソラマチで食事をして帰るのもイイですね!!

データコアとしては、SDSを前面に押し出した展示を考えています。

また、20分のオープンセミナーも2コマいただいたので、そこでもSDSや最新の事例についてご紹介する予定です。


以下、イベントの概要です。


ATSソリューションWorld 2014
~先進的テクノロジーとWindows Server 2003 リプレース対策~

日時:2014年10月17日(金)10:00-17:30
会場:東京ソラマチ スペース634
主催:アルファテック・ソリューションズ株式会社


お申込みサイトもオープンしています!皆さまのお申し込みをお待ちしてます。


お申し込みはこちら




2014/08/15

プールの最適化(リバランス) -SANsymphony-V10 新機能解説 4

皆さま、こんにちは。


今日は、ディスクプール内の最適化(リバランス)機能についてご紹介します。

シンプロビジョニングは、ホストからの書き込み要求に合わせてストレージリソースを動的に割り当てていく仕組みです。ただ、運用を続けていくとプールの拡張のために新しいリソースを追加したり、データの消去や、リソース回収のリクラメーションの実施などが重なり、プール内の各物理リソース間で割り当て量が異なった状況になり、プールの性能効率が悪くなる場合があります。

そのために、SSVではプール内の各リソース間で割り当て量を平均化するためのリバランスの機能が実装されています。これは、特にユーザが意識する事なく、フロントI/Oを見ながら自動的に動作し、常に最適な状態にプールを維持する事を目的としています。


この図は、プール内の物理リソース(Disk 1-3)と各仮想ディスクへの割り当てを示してします。
それぞれのvDiskの色と対応したSAUがプール内のDisk上に表現されています。



従来のSSVのリバランスは、プール内の各リソース間に対して割り当て量が平均化するように動作しましたが、仮想ディスクの考慮はありませんでした。そのため左の図のように、ある仮想ディスクのデータが特定のリソース上に偏ってしまう現象が、可能性としてあった訳です。こうなると、仮想ディスクから見ると、プールの割り当てが特定のディスクに偏る事によって、性能や障害時の影響にバラつきが出てしまう事になります。

SSV10はこのリバランスの機能を更に見直し、仮想ディスクレベルでも分散して再配置するようになりました。右の図は、左の図と比較すると各物理リソース(Disk 1-3)上にバランス良くSAUが配置されているのがわかります。これによって割り当ての偏りが無くなり、特に意識をしなくても全ての仮想ディスクが常に最適な状態でプールを利用できるわけです。

ディスクプールは仮想ストレージ環境下においては、キャパシティや、パフォーマンスの管理上、重要な役割を提供します。SSV10のディスクプールは、非常にインテリジェントなリバランスで、常に情動的に最適な状態を維持する事ができるのです。

この機能は、個人的にも非常に気に入ってます!



2014/08/14

パフォーマンス表示 -SANsymphony-V10 新機能解説 3

皆さま、こんにちは。

今日は、SSV10のパフォーマンス表示機能についてご紹介します。

SSVの構成では、ホストOSとストレージリソースの間に位置し、全てのI/OがSSVを経由します。
そのため、I/Oの状況を把握し易いというメリットがあります。

これまで、ストレージの仮想化はどちらかと言えばキャパシティ(容量)の効率化を中心に語られてきました。ダブついたリソースの有効活用の手段として仮想化が選択肢になり得る事を考えると、今までストレージリソースでダブついていたのは容量のみで、パフォーマンス(性能)に関してはむしろ不足してたからというのが理由かもしれません。

今後は、Flash/SSDのコストダウンなどで、ストレージリソースもキャパシティだけでなく、パフォーマンスもダブついてくる状況になってくると思います。そうなるとストレージ仮想化は、キャパシティだけでなく、パフォーマンスをプールし自由に動的にプロビジョニングする事が求められてくるのでしょう。意識するのは容量単価から、性能単価へと変化するのかも知れません。


データコアは現在、急速にFlash/SSDへの最適化を進めています。
SSV10の新機能、詳しくはお伝えできませんが、次のPSPのリリースで実装される予定の新機能の中には、パフォーマンスに関するものも少なくありません。


まず、System Health内に新たにBandwidth表示が加わりました。
この画像にあるように、各チャネルポート、ディスクプール、プール内の物理ディスクなどに対して、リアルタイムでスループット、レーテンシー、IO数を表示する事ができます。

※ デモ環境は、私のPC上の仮想マシンのため非常にスペックは悪いです!





また、プールのAllocation View内の表示にも、プール内の各物理ディスクに対してIO数と、レーテンシーがリアルタイム表示されます。また、Allocation View内では、ヒートマップとしてSAU(Storage Allocate Unit)毎の負荷も表示されますが、それもリデザインされ見やすくなりました。




他にも、リアルタイムのPerformance View、パフォーマンスデータを記録するRecording機能内にも新たなカウンターが追加されています。


これらの意図するところは、全てパフォーマンス状況の把握にあります。
SSV10はキャパシティを動的に柔軟に拡張するだけでなく、パフォーマンスも正しく把握し動的に柔軟に拡張できるプラットフォームとして、どんどん強化されています。

今後のエンハンスにもご期待ください!!






2014/08/12

自動階層化 -SANsymphony-V10 新機能解説 2

皆さま、こんにちは。

SSV10の新機能の一つ目は、自動階層化機能についてお伝えします。


「Automated Storage Tiering(AST)」は、Flash/SSDの普及にともなって、徐々に利用が増えている機能です。

SSV10では、そのASTが大幅に強化されました。


大きな強化ポイントは、新しいI/Oのための空きスペースを設定できるようになった事です。設定値はパーセントで指定する事が可能で、プール作成の際に0-20%の間で指定します。

ここで指定した割合で、各階層のリソースは新しいI/Oのために空き領域を確保します。


これによって最初の書き込みは常に上位の階層に書き込まれ、そこから頻度に応じて階層間を上下に再配置していきます。

このパーセント設定は、オンラインで変更が可能です。
プールサイズやI/Oの状況に合わせて、割合を変更できるのは非常に便利だと思います。



Flash/SSDの容量単価はどんどん下がっているので、自動階層化の需要は今後更に増してくると思います。その際にSSV10の異機種間で、階層化ができる点は、非常に強力なソリューションになりそうですね!!







2014/07/28

SANsymphony-V10 新機能解説 1

皆さま、こんにちは。

「SANsymphony-V 10」の新機能について解説をしたいと思います。


第1回目は、新機能の概要です。
基本的にはかなり製品として完成しつつあるために、従来機能の大幅な機能強化、Flashへの最適化やパフォーマンスに関する機能強化、新ライセンス体系と管理といったものが中心となります。

現在、私のデモ環境もV10にバージョンアップしています。



早速、新機能を全て書き出してみます。

管理コンソール
  • 「System Health」に新たに「Bandwidth」と「Storage」のビューを追加
  • 「Performance View」や、「Performance Recording」の中に新たなカウンターを追加
  • DataCoreサーバ自身に仮想ディスクを提供した際の「DataCore Disk」の管理ビューを追加
インストールツール
  • 簡単にインストールするための「Smart Deployment Wizard」を提供
仮想ディスクプール
  • 「Allocation View」内の「Heat Map」表示を変更
  • 「Allocation View」内で、各物理ディスク毎のIOPSとI/O Latencyをリアルタイム表示
  • 仮想ディスクプール内のリソースを、仮想ディスクレベルでリバランス
自動階層化機能
  • 自動階層化されたプールの各階層に、新しいI/Oのための空き容量を%で定義
  • 仮想ディスク単位で、Write I/Oの頻度を切り替え
キャッシュやサーバリソース
  • インストール時の自動のキャッシュ割り当てを変更
  • I/O処理スレッドの自動拡張
  • 負荷に応じた動的なマルチコアCPU対応
  • Windows Offloaded Data Trasnfer(ODX)との連携
SCSI接続
  • Emulex社製 16Gbps Fibre Channelのサポート
  • iSCSIドライバのQueueハンドリングを変更
  • iSCSIポートのチーミングをサポート
同期ミラーリング(HA)
  • オンラインで仮想ディスクを別のプールに移動
  • リカバリ処理の一時停止と再開
CDP
  • ヒストリーログ領域を仮想ディスクのプロファイル設定と連携
Virtual SAN Model
  • サーバ内蔵リソースを仮想SAN化するライセンスを追加
  • 通常のライセンスと共通のコンソールで管理
  • Non Productionを条件に、2年間の無償ライセンスの提供開始

主だった、新機能はこんな感じです。

次回からは、いくつかの重要な機能に絞って、詳しくご紹介していきます。




2014/06/30

データセンター完全ガイド 2014年 夏号 掲載

皆さま、こんにちは。久しぶりの更新になりました。


先日、インプレスさん主催の「データセンターコンファレンス 2014 Spring」に出展したのですが、そのセミナーの記事を含む「データセンター完全ガイド 2014年 夏号」が完成し本日発売されました。


セミナーとの連動で、2ページくらいさいて、データコアの記事も掲載されています。(32-33ページ)

記事は私のセッションの内容をベースに書かれているのですが、非常に良くまとまってます。
記事の内容と比較して、私の写真写りの悪さ?、写真のインパクトはとんでもない事になっています...orz


興味のある方は、手に取ってみてください!







2014/06/03

【イベント】 Interop 2014デモ/展示内容決定

皆さま、こんにちは。

Interop 2014もいよいよ来週の開催になりました。


既にお伝えしていますが、データコアは「SDI ShowCase」という企画ブースに出展します。
また、以下の内容で企画ブース内のオープンステージでのセッションも予定しています。

日時:6月11日(水) 16:15-16:45(30分)
場所:SDI ShowCaseステージ A会場


私も3日間会場にいるので、見かけたら声をかけてください。



さて、今日の本題です。
SDI ShowCaseでのデモ/展示内容が決まりました。

会場からネットワークでクラウドストレージにつなぎ、サーバ内のローカルのストレージリソースとの連携をご覧いただこうと思っています。

SDSのストレージサービスレイヤーからは、オンプレミスのストレージも、ネックワークの先のクラウドストレージも区別なくハンドルする事ができます。アイデアとしては、自動階層化を使ったアーカイブ先や、Snapshotのクローン先、DRサイトとしての利用、こんな事が考えられるのではないかと思います。


お客さまの反応も良く、非常に興味を持っていただいてるので、今年はクラウドストレージを使った実績も増えそうです。







2014/05/26

【イベント】Softbank World 2014出展

皆さま、こんにちは。

今日は、イベント出展のご案内です。
最近、SDSの注目が高まっている中で、イベント出展などが増えてます。


7月15日と16日の2日間で開催される「Softbank World 2014」に出展します。
毎年、孫社長の基調講演なども含めて、すごい注目を集めるイベントです。

イベントの詳細やお申込みはこちらから!


データコアとしては、「SANsymphony-V10」のご紹介の場として期待してます。
展示内容などの詳細は、改めてご紹介します。


ご来場お待ちしております。



2014/05/22

【イベント】Interop 2014 SDI ShowCase オープンステージ


いよいよInterop 2014の開催まで1ヶ月を切りました。

既にお伝えしていますがデータコア・ソフトウェアは、Interop 2014内の企画ブース「SDI ShowCase」に出展します。


Software-Defined Infrastructure (SDI) という事で、ソフトウェアで定義されたインフラに関するソリューションが一同に会するブースになります。(SDNが中心になっている印象ですが…)


「SDI ShowCase」では、30分枠でオープンステージのセッションがあります。

データコアのSDSに興味がある方は、ブースだけでなく、ぜひセッションにもお越しください。


日時: 6月11日(水) 16:15-16:45(30分)
場所: A会場


Interop 2014の招待状もあるので、欲しい方はご連絡ください!




2014/05/21

DataCoreの考えるSoftware-Defined Storage (SDS) とは

皆さま、こんにちは。

「SANsymphony-V 10」ですが、リリースに向けて日に日にビルドが上がってきています。
詳細をお伝えできる日が待ち遠しくてなりません。

最近はそのV10に向けて、メッセージや様々なマテリアルの作成も行っています。
その中でなぜSDSが必要か、ソフトウェアで定義する意義は何か、SDSはどうあるべきか、データコアのメッセージが語られています。今日は、そのメッセージの一部をご紹介します。



現在ストレージの役割は、大きく2つあります。

  1. データを蓄積する役割
  2. ストレージサービスを提供する役割
前者はリソースとしての役割で、容量や性能など、非常に物理的なハードウェアの要素です。
後者は機能としての役割で、SnapshotやMirroringやReplicationなど、ソフトウェアの要素です。

従来のストレージは、このデータを蓄積するハードウェアと、ストレージサービスであるソフトウェアが同一の製品上で提供され強い依存関係にあるため、専用性が高く、融通のきかない物になっていました。


これらを分離するのがSDSの世界です。


データコアの考えるSDSの要件とは、4つあります。
  1. 異なったストレージデバイス間で、データのやり取りができる
  2. ハードウェアの進歩とソフトウェアの進歩を切り分けて享受できる
  3. 全てのストレージリソースをプールし自由にプロビジョニングできる、またそれにより集中管理が提供できる
  4. ハードウェアの運用上発生するタスクの工数やインパクトを軽減できる(メンテナンスや、拡張、リプレース等に伴う作業)

もちろん、SANsymphony-Vは全ての要件をクリアしています。

またデータコアのSANsymphony-Vは、SDSのレイヤーそのものが制約にならないよう、非常にオープンな仕組みを持っています。SDSを導入してしまった事、そのものがインフラ運用の足かせなってはいけないという考えです。インフラがソフトウェア化すると、ハードウェアの寿命を超えた長期間の運用が前提となるため、これは重要なポイントです。


今後、SDSというカテゴリーで色々な製品が出てくると思います。
その際に、これらの要件で比較してみるのも面白いかも知れません。



2014/05/12

【セミナー】イグアス Supermicroソリューション・セミナー

皆さま、こんにちは。


5月20日にイグアスさんのセミナーに参加します。


(以下、申し込みサイトより)
「高い技術力でデーターセンターやクラウド、HPCの分野を中心に世界中で採用・評価
されている「Supermicro製品」から、今回は特にストレージサーバーソリューション「SuperStorage」を中心にご紹介いたします。
効果的に活用いただくための、最新のSSD製品やSoftware-Defined Storageソリューションも合わせてご紹介いたします。」


http://www.i-guazu.co.jp/topics/2014/04/smc-semi2014520.html


このSDSとして「SANsymphony-V」をご紹介する機会をいただきました!
Supermicro製品と、SANsymphony-Vは、海外はもちろん日本でも実績が増えてきています。


皆さまのご参加をお待ちしております。



SANsymphony-Vのカスタマーサーベイ


先日米国のDataCore Softwareでは、全世界の10000社を超えるエンドユーザに対して、調査を行いました。

この調査は第三者の「TechValidate」という会社が行い、内容も公開されています。


http://www.techvalidate.com/product-research/datacore-sansymphony-v


このレポートはエンドユーザのフィードバックを元にした、3つのチャート、7つの事例、85の技術的な事実から構成されています。

85の技術的な事実とは、エンドユーザのIT管理者の生のコメントが中心です。
結構面白いので時間がある時にでも、ぜひご覧ください。

少し残念なのは、英語である事と、第三者による調査だった事で、日本のユーザ様の声があまり反映されていない事です。
日本の何件かのお客様にうかがったところ、いきなりの英語の調査依頼でビックリされた方も多いようです。また、いくつか調査方法に関するコメントもいただいたので、次回は可能な限り日本のお客様の声も反映されるような調査にできたらいいなと思いました。



余談ですが、この「TechValidate」のサイトを見ると色々なベンダーの調査も公開されているので、それにも少し興味がわきました!笑
時間がある時にでも、見てみたいと思っています。


この調査内容は日本語にも翻訳したいと思っているので、また追ってお知らせします!




2014/05/02

「SANsymphony-V 10」まもなく発表!!

皆さま、こんにちは。

GWでお休みの方も多いかも知れません。
データコアのGWは暦通りで今日も営業中ですが、やはり普段よりも静かですね。


さてそんなGW中に、新しいメジャーバージョンの話題です。
既に、USサイトでは発表されていますが、新しい「SANsymphony-V 10」がそろそろリリースです。
http://www.datacore.com/

日本でも間もなく発表予定です。


気になる内容ですが、かなり良い感じです。
従来の機能のエンハンスもかなり充実していますし、V10より新たにサーバサイドの仮想SANを盛り込んでいます。

様々な製品がリリースされSDS元年となりそうな今年、元祖SDSとして気合の入ったメジャーバージョンアップになりました。

GW明けよりパートナー様向けの個別説明、発表の準備などスタートする予定です。


忙しくなりそうです!
「SANsymphony-V 10」、ご期待ください。



2014/04/25

【イベント】JBS・HP最新動向セミナー&ソリューション展示会

皆さま、こんにちは。

本日の開催ですが、日本ビジネスシステムズ(JBS)さんのソリューション展示会に参加します。
https://www.jbs.co.jp/event/list/2014/0425


HPさんの大島本社でのイベントです。

最近はHPさんのサーバでの実装も増えてますし、PCIe Flash、レガシーストレージのマイグレーション、他社ストレージを含めた管理など提案のバリエーションも増えています。


今日は、主に展示やデモでこれらの最新のソリューションをご紹介したいと思います。

2014/04/14

【セミナー】DTC Flash Night | 04

皆さま、こんばんは。

最近目立ってきたのが、 FlashとSANsymphony-Vの組み合わせです。
海外で先に実績が増え、昨年末から今年にかけて日本でも急速に普及しています。

ストレージの今後のチャレンジの一つとして、パフォーマンスは重要な課題です。当然、パフォーマンスに特化した新しいストレージは沢山でてきています。

一方、単純にパフォーマンスだけを追求すると、コストが大幅に上昇してしまったり、従来のストレージとの管理の問題が出たり、また新たな課題を産み出す事になります。

ストレージの難しいところですね。
一つの課題を解決すると、別の課題が出てきてしまう。対策すると新たな課題が出てきてずっと対策に追われているような、例えるとモグラ叩きのような印象でしょうか...

従来のハードウェアベースのストレージインフラだけでは難しかった、様々な要件のバランスを取り易いのがSDSです。

その好例が、PCIe FlashとSANsymphony-Vの組み合わせです。
PCIe Flashの魅力は、とにかく高パフォーマンス(PCIe直結、Flashに最適化されたHW)につきます。

DataCoreサーバの配下でPCIe Flashを使うとどうなるでしょうか?

  • 同期ミラーリングの仕組みを使って簡単にPCIe Flashを二重化できます。
  • 16Gbps FCを使うなどしてPCIe Flashリソースを複数サーバで共有できます。
  • 何枚ものPCIe Flashをプールで1つのリソースの様に使う事ができます。
  • PCIe FlashのドライバがないOSであっても、FCを使って利用する事ができます。
  • 万が一PCIe Flashが壊れても二重化されてるのでI/O無停止で交換できます。
  • 従来のHDDリソースと階層化したり、スナップショットを取ったり連携できます。
何かすごく便利になると思いませんか?

最近、Tier 1アプリケーションでこの組み合わせの実績が増えてます。
ERP、データベース、VDIなど、性能と可用性が必要なシステムには最適なソリューションとして導入が増えているのです。


そんな中、パートナーであるデジタルテクノロジーさんの「FlashNight 04」でお話しする事になりました。
http://www.dtc.co.jp/seminar/dtc-flash-night-04

懇親会付のナイトセミナーで、セッションよりパネルディスカッションが中心です。

私もパネラーで参加するのでご興味がある方はお申込みください!!
 


2014/04/09

【イベント】Interop 2014 SDI ShowCase参加

2014年6月11日~13日開催のInterrop 2014内の企画ブースである「SDI ShowCase」に出展する事が決まりました。
http://www.interop.jp/2014/


会期中の3日間は私も会場におりますので、気軽にお声掛けください。

SDIはSoftware Defined Infrastructureの略で、ShowCaseブース内ではそれらの技術や製品が一堂に会して、展示やデモを行うそうです。

弊社もSDSとして展示、デモを行う予定です。


どんな展示にするか、どんなデモをご覧いただくか、現在プラン中です。

PCIe Flashと内蔵HDDとクラウドストレージを階層化、外部クラウドサービスへのDRなどができる環境を構成し、SDSならではのデモをしたいと考えてます。ハードウェアの準備などを含めてどこまでできるかですね。

詳細が決まりましたら、皆さまにもご案内いたします!!



2014/03/28

【デモ 7】VMware VAAIとの連携

今回は、VMwareのストレージオフロード、VAAIとの連携の一つをご紹介します。


動画は、ESXiのStorage vMotionを使ったFull Copyの連携です。

同一の仮想マシンをStorage vMotionを使い移動し、その際のESXiからのI/Oを比較しました。
vCenterのパフォーマンス表示でディスク性能を確認しています。

見ていただくとわかりますが、前半はVAAIを無効にしているためStorage vMotionの処理がESXi側で行われているのがわかります。後半はVAAIの連携を行い、Storage vMotionの処理がストレージ側へオフロードされ、ESXi側の処理が大幅に軽減されています。



全く違いますよね。

ちなみにSANsymphony-Vは、MicrosoftのODX (Offloaded Data Transfer ) もサポートしています。
こちらも改めて、ご紹介するつもりです!

2014/03/20

【デモ 6】Remote ReplicationによるDR

今回ご紹介するデモ動画は、リモートレプリケーションです。
DR(災害対策)で主に利用されます。

データコアでも、特に震災以降この機能を利用したDRのご相談は増えています。


通常ストレージベースでDRをやる場合は、双方のサイトにに同じストレージを要求します。
一般的にDRが可能なストレージは、製品、ソフトウェアともに高額な場合が多く、コストが大きなネックになりがちです。また、ストレージをリプレースするたびに、同等の機能に再投資して、再構築して、違った仕組みで運用する事にうんざりしている方も多いかもしれませんね。

SDSであるSANsymphony-VのRemote Replicationは、仮想ディスク間のレプリケーションなのでハードウェアの制約はありません。DRサイト側に極端に安価な全く異なったストレージを利用しても構成できる訳です。これもSDSならではのメリットですよね。


 
 
さて、動画ではリモートレプリケーションのセットを組み、DRサイト側でデータを確認するところまでをご覧いただけます。受信用の仮想ディスクは、そのままでは直接確認できないため、スナップショットを実行してデータを確認しています。
 
手順も非常にシンプルです。
予め、DRサイト側のDataCoreサーバを登録し、受信用の仮想ディスクを作成します。
次に送信用の仮想ディスクから、リモートレプリケーションの設定ウィザードで、双方の仮想ディスクのレプリケーションセットを組みます。
 
セットを組むと自動的に初期イニシャライズが始まります。
初期イニシャライズも、オンライン、オフラインの選択が可能になっているので、回線の帯域や転送データ量など、状況に応じて最適な方法を選択することができます。
 
どんなストレージ間でもレプリケーションが可能なので、いつでもDRをやりたい時に、必要最小限の投資でできるのもメリットですね。
 
従来のストレージベースのDRは、非常にハードウェアの制約が多いソリューションだったので、この機能もSDSならではと言えると思います。
 
安価に、継続的なDRの仕組みを作りたい方におすすめです。
 
 

2014/03/19

データセンターコンファレンスご来場御礼

データセンターコンファレンス 2014 Spring無事に終了いたしました。

お忙しい中ご来場いただいた皆さま、お名刺交換をさせていただいた皆さま、誠にありがとうございました。


自分のセッションと、ブログ、YouTubeの動画を連携させるつもりで、本日のセッションを企画したのですが、私の力不足もあり十分にお伝えできなかったかも知れません。

もう少し時間があれば…言い訳ですね。

このブログやYouTubeの動画などの追加コンテンツが、私のつたないご説明の補完になれば幸いです。

本日のセッションがご参加いただいた皆さまの少しでもお役にたてて、今後SANsymphony-Vが皆さまのストレージ環境を改善できれば、こんなに嬉しいことはありません。

本日はありがとうございました。

【デモ 5】SDS環境におけるストレージの移行

今回は、ストレージの移行に関するデモ動画を2本ご紹介します。

ストレージリソースがハードウェアである以上、避けて通れないのが老朽化とリプレースです。

最もストレージに限らずハードウェアのインフラは、5年前後のサイクルで永遠に入れ替え続けなければいけない訳ですが、その避けられないリプレースの負担をSDSであれば簡単にする事ができます。

今回は、その例をストレージ移行にフォーカスしてご覧いただきたいと思います。


まず、最初のデモ動画ですがプール内ミラーという機能を使い、ストレージプール内で古いリソースと新しいリソースをミラーしてしまいます。ミラーの定義はオンラインで可能となっており、仮想ディスクを使っているホストOSには全く影響がありません。

ミラー終了後、古いリソースをプールから取り外せば、簡単に古いリソースから新しいリソースへのデータ移行が完了します。




次に、SANsymphony-Vの環境では古いリソースをプールから取り除いてしまう事も可能です。
一時的にはプールの縮小になります。そのため取り除くためには、取り除くリソース上のデータを同一プール内で退避できる事が前提となります。

プールにオンラインで新しいリソースを追加することは非常に簡単にできるので、この機能と組み合わせれば、古いリソースを抜く、新しいリソースを加えるという一連の作業で、リプレースが完了することになります。

デモ動画は、古いリソースを抜いてから、新しいリソースを追加する順番で作業をしていますが、新しいリソースを追加してから、古いリソースを抜く事も可能ですし、その方が手順としては良いかも知れませんね。



いずれにしてもSANsymphony-V環境であれば、もうハードウェアの老朽化やそれに伴うリプレースの負担は、非常に軽減されます。これもSDSのメリットの一つです。


【デモ 4】CDPとロールバック

デモ第4弾CDPの動画をご紹介します。

普段お客様先などでデモをやっていても、非常に盛り上がる機能の一つです。

CDPはContinuous Data Protectionの略で、継続してデータを保護する仕組みです。
SANsymphony-Vの場合は、最長14日間の仮想ディスクの更新をブロックレベルで全てログしておき、後から任意の時点のロールバックボリュームを作り出す事ができます。



動画では、作成時刻の名前を付けたテキストファイルと、画像ファイルを使って2分前の状態までロールバックするデモをご覧いただけます。

CDPを使うには、予め仮想ディスクに"Data Protection"の設定を有効にしておく必要があります。
この際に"History Log"領域を決めるのですが、この容量を超えるまで、もしくは14日間というのがログの保存期間になります。また、プールへのI/Oを変更する関係上、ホストOSに提供したまま有効にすることはできないので注意が必要です。仮想ディスク作成時に有効にするか、既存の仮想ディスクに対しては、ホストOSから外して有効にし、再提供する事になります。

ロールバックボリュームの作成ウィザードで要求される主な設定項目は以下のとおりです。
  • 仮想ディスク名(ソースとなる仮想ディスク名に実行時間を加えた形で自動で定義されます。もちろん変更も可能です。)
  • ロールバック時間(秒単位での指定が可能です。)
  • ロールバックボリュームを作成するプールの指定
これだけで、保存期間内のどの時点の状態も作り出せるのです。

仕組みですが、ソースとなる仮想ディスクとHistory Log領域から透過的に指定した時点のイメージを作り出しています。そのため、必要な時にすぐに欲しい時点の状態が作れる訳です。

ロールバックボリュームから取り出せば特定ファイルやフォルダー配下のロールバックも可能ですし、アプリの障害などで数秒前に時点を作り出して調査する、復旧するなどの利用も可能です。

ブロックレベルでやっているので、特にOSやアプリケーションの制約もありません。

デモ動画でも落書きした画像ファイルが、2分前にロールバックして元通りになっているのが確認できますが、本当に便利です!

これぞSDSという機能の一つと思っていますが、いかがでしょうか?

【デモ 3】スナップショット(仮想ディスクの複製)


デモ動画第3弾は、Snapshotです。

一言でいうなら仮想ディスクの複製機能ですが、ソフトウェアのレイヤーで行うことで色々と面白い使い方ができる機能です。



動画では、差分スナップショットを作成し、ホストOSからファイルにアクセスするところまでをご覧いただけます。

スナップショット作成ウィザードの導線は、動画にもあるようにツールバーから、対象となる仮想ディスクの右クリックメニューから、対象となる仮想ディスクの情報ウィンドウ内のSnapshotタブからなど複数あります。このあたりは、全てのウィザードで共通の操作感なので、慣れていただくほど簡単になっていくと思います。

ウィザード上で要求される主な設定項目は以下のとおりです。
  • 仮想ディスク名(ソースとなる仮想ディスク名に実行時間を加えた形で自動で定義されます。もちろん変更も可能です。)
  • 実行するDataCoreサーバの指定(ミラーされてる場合は、2台のDataCoreサーバのうち好きなサーバを指定する事ができます。)
  • スナップショットのタイプ(差分かフル)
  • スナップショット先のプールの指定
  • OS管理情報の複製の有無(データだけではなく、OSの管理情報を複製するかしないかのオプションです。デフォルトは複製しない設定になっています。)
こんな項目を指定いただければ、簡単に複製が作れます。

デモ動画では、Tier PoolからSATA Poolにスナップショットを作成しています。
例えば、Tier Poolを構成しているストレージとは別のストレージでSATA Poolを構成していれば、物理的に全く違うストレージ上に複製を作れるという事です。

一般的なストレージのスナップショットやクローンの機能は、同一の筐体内で実施します。
そのため有用性の範囲や、構成面でどうしても制約が出てしまいます。

SANsymphony-Vのスナップショットは、全く自由です。ハードウェアの制約は一切ありません。
また、ソースとなる仮想ディスクとの関連性を切り離す(スプリット)ことで、独立した仮想ディスクとしてハンドルすることも可能です。

そのため、バックアップやリカバリポイントの保持という本来の目的だけでなく、移行やテンプレートとなる仮想ディスクの複製、検証用に本番と同様の複製を作成するなど、さまざまな用途が考えられます。


タスクによる簡易の自動化や、Windows PowerShellによる高度な実装、VSSによる連携など、運用形態に合わせて活用ができるのも魅力です。

今では、多くのお客様がご利用いただく機能になりました。


2014/03/13

【デモ 2】Create Virtual Disks

前回のデモ動画では、「Quick Serve」をご紹介しました。

今回の動画は「Create Virtual Disks」つまり仮想ディスクの作成です。
「Quick Serve」と違い、任意に細かい指定をしながら仮想ディスクを作成する方法です。とは言っても、ウィザード形式で進行するためあっけないほど簡単に仮想ディスクは作成できます。


動画では、1PBの仮想ディスク(シンプロビジョニングを使った仮想容量です。)をWindows Hostに提供するまでをご覧いただけます。

動画を見ていただくとわかりますが、仮想ディスクの作成ウィザードの起動には色々な導線があります。ツールバー、DataCoreパネルの「Virtual Disks」から右クリック、「Virtual Disks」の情報ウィンドウからリンクをクリックしての起動 などなど。
非常に直感的に操作ができるようになっています。

まず、Step 1は仮想ディスクのプロパティ設定です。

  • 仮想ディスク名
  • 仮想ディスクのタイプ(①シングル、②デュアル、③ミラーの3タイプから選択)
  • 仮想ディスクのサイズ(最大1024TB、つまり1PBまでの容量をサポート)
  • 同時に作成する数(最大100個の仮想ディスクを同時に作成)
  • 容量の予約(優先的なリソース割り当ての予約)
などを指定して、次のStepへ行きます。

次のStep 2はストレージソースのセットです。
SANsymphony-Vの仮想ディスクは、基本プールを使ってシンプロビジョニングで切り出されます。Step 1で決めたプロパティの仮想ディスクをどのプールから作るか、ここで設定します。

Step 1で指定したタイプによって、選択可能なプールが出てきます。デモ動画では、ミラーのタイプを選択しているため、冗長化された2台のDataCoreサーバの双方でプールを指定する事なります。画面には既に作成されているプールが候補としてプールのステータスと共に表示されています。
また、ここで新しいプールを作成するウィザードに入る事もできます。
デモ動画では、1PBの仮想ディスク3個を「Tier Pool」から作成しています。

Step 3はアドバンスドオプションです。
少し高度なオプション設定が可能です。詳細は、別途ご紹介します。

Step 3までを設定し「Finish」を押すと、仮想ディスクが作成されます。
デモ動画でも、左のDataCoreサーバパネル上で3つの仮想ディスクが作成されているのがわかります。「Quick Serve」との違いは、まだホストOSに提供されていない点です。

最後にホストOSへの提供ですが、提供したい仮想ディスクを右クリックし「Serve to Hosts」を選んでも良いのですが、デモ動画ではドラッグ&ドロップでホストOSに提供しています。
なおホストOSに提供前の仮想ディスクが、デモ動画上で「Unknown」→「Redundancy Failed」となっているのは、仮想ディスクの作成中→ミラーの初期同期というステップを踏んでいるからです。

ホストOSのWindowsのディスク管理で情報を更新すると、1PBのディスクが見えてきます。OSがGB表示なので、桁がエラい事になってますね!笑
ホストOSからは好きにフォーマットしていただければ、通常のローカルドライブと全く同じ様に利用できます。


シンプロビジョニングの仮想ディスクは、プールの容量を共有する事ができます。
共通の空き容量を持つ事で、ストレージの使用率を格段に向上させたり、いつでも好きなサイズの仮想ディスクが作成でき、壊せばリソースプールに戻るなど、リソース管理が非常に楽になります。

最近ではストレージにとって必須の機能ですね。
SANsymphony-Vの特徴としては、どんなリソースもプールに追加できる点です。追加できるリソースに制約がないため、拡張の容易性、自由なリソース選定が可能です。
SDSならではのメリットですね。


SANsymphony-Vデモ動画一覧

今後アップ予定のデモ動画一覧です。(このページは随時更新していきます。)

1. GUI(管理コンソール)
  • SANsymphony-VのGUI (※ 動画ではありません)
  • 各パネルの配置設定
  • レイアウトリセット
2. 仮想ディスク
  • Quick Serve (素早く仮想ディスクをホストへ提供)
  • vDisk作成 (通常のvDisk作成ウィザード)
  • vDisk提供 (ホストOSへvDiskを提供)
  • vDiskのリサイズ (vDiskのサイズ変更)
  • vDisk Move (vDiskのオンライン移動)
  • vDisk Source Replace (vDiskのリソース変更)
3. 仮想ディスクプール
  • 仮想ディスクプール作成 (仮想ディスクプール作成ウィザード)
  • プールへのリソース追加 (プール容量のオンライン拡張)
  • プール内ミラー1 (プール内のリソースのミラー)
  • プール内ミラー2 (プール内ミラー後のオンラインのリソース取り外し)
  • 物理ディスクの取り外し (オンラインで仮想ディスクプールからリソースを取り外し)
4. 自動階層化
  • 自動階層化プールの作成 (仮想ディスク作成ウィザード)
  • 単一階層プールから、自動階層化プールへの移行 (オンラインの階層設定)
  • 仮想ディスクの作成とプロファイル設定 (階層化プール内のデータ配置を任意に指定)
  • プロファイル変更による階層間の移動 (階層間でユーザ指定によるデータ移動)
5. スナップショット
  • スナップショット作成1 (フルスナップショットの作成)
  • スナップショット作成2 (差分スナップショットの作成)
  • 差分スナップショットからフルスナップショットへの移行 (差分取得後の変更)
  • フルスナップショットのスプリット (ソースvDiskからの分割)
  • スナップショットの状態へ復元 (ソースvDiskの書き換え)
  • スナップショットボリュームからのファイルリストア (OSからのファイル取り出し)
6. CDP
  • vDisk作成とCDPの有効化 (vDisk作成ウィザード)
  • ロールバックディスクの作成 (秒単位でロールバック)
  • ロールバックディスクのスプリット (ソースvDiskからの分割)
7. リモートレプリケーション
  • レプリケーションセットの作成 (レプリケーション設定ウィザード)
  • テストモード (本番環境に影響を与えないテストモード)
  • スナップショットとの連携 (静止点連携とリカバリポイントのコミット)
8. SANメンテナンス
  • チャネルリプレース (チャネルポートのオンライン変更)
  • リクラメーション (割り当てたリソースの回収)
  • シングルvDiskをミラーvDiskに変更 (ミラーの追加)
  • ミラーvDiskのスプリット (ミラーvDiskの分割)
9. ストレージの移行
  • 既存ボリュームのPass-through Disk化 (同一データへアクセス)
  • Pass-through Diskからの連携1 (ミラーの追加)
  • Pass-through Diskからの連携2 (スナップショット)
  • Pass-through Diskからの連携3 (リモートレプリケーション)
  • Pass-through Diskからの連携4 (ストレージ移行と取り外し)
10. 管理ツール
  • パフォーマンスビュー (ライブモニタリング)
  • パフォーマンスレコーディング (パフォーマンスデータの蓄積)
  • 仮想ディスクプールのしきい値管理 (空き容量とI/O遅延の監視)
  • サポートバンドル (サポート情報の取得)
  • タスク (簡単な自動化)
11. その他
  • Windows ODX連携 (重複排除とリクラメーション)
  • VMware VAAI Full Copy連携 (Storage vMotion時の負荷を比較)

2014/03/06

【セミナー】データセンターコンファレンス2014 Spring

皆さん、こんにちは。

2014年3月19日(水)に開催される「データセンターコンファレンス2014 Spring」に出ます。
http://www.impressbm.co.jp/event/dcc2014spring/


「データセンターコンファレンス」は、国内唯一のデータセンター専門メディア「データセンター完全ガイド」が主催するイベントです。

データコアとしては昨年の6月以来、2回目の参加です。


データコアのセッションは私が担当し、
「デモで理解する、Software Defined Storageのメリット
~SANsymphony-Vによるストレージインフラの改善~」

と題して、デモ中心のセッションをご覧いただきたいと思ってます。

皆さまのご来場をお待ちしてます!


あと、2月28日からマイナビニュースにて、こんな感じで記事(広告)が掲載されてます。

ストレージの異機種混在環境を仮想化で統合管理する「SANsymphony-V」
http://news.mynavi.jp/kikaku/2014/03/01/001/index.html

いつも感心するのですが、やはり物書きを生業にされている方の文章は良くまとまっていて解りやすいですね。この記事も、なかなか面白いのでぜひご覧になってみてください。

2014/03/05

【デモ 1】Quick Serve

デモ動画の第一段は、「Quick Serve」です。

その名の通り、必要なホストに素早く仮想ディスクを提供する事ができます。

普段、私がデモをやる際にも一番最初にお見せするのが、この「Quick Serve」です。


通常のストレージのボリューム提供は、LUN作成、ホストに提供といった感じで、ストレージ側から作業を行います。この「Quick Serve」は、ボリュームが欲しいホストをまず選択し、サイズを指定してストレージ側に提供させるホスト側の視点の作業になります。
そういった意味では、より実際の運用に即した仮想ディスクの提供方法と言えるかもしれません。


ホストパネルから、提供したいホストで右クリックをして、容量を入力後「Serve」。
これだけです。まさにQuickですね!

どのプールから仮想ディスクを作成するかは、SANsymphony-Vが自動的に判断します。

それでは、デモの動画をご覧ください。

【デモ 0】SANsymphony-VのGUI

皆さま、こんにちは。

デモのムービーなどをご紹介する前に、SANsymphony-V(SSV)の管理コンソールについて簡単にご説明したいと思います。

SSVのリリース前、データコアとしては初めての試みでα版を配布しました。
α版配布の目的は、GUIのフィードバックをもらう事でした。


そのかいあって、SSVの管理コンソールは非常に使い易いインターフェースになっていると思います。

SSVの管理コンソールは大きく分けて5つのブロックで構成されています。


  1. メニューおよびツールバー
  2. DataCoreサーバパネル
  3. ホストパネル
  4. ワークスペース
  5. オペレーションパネル
「1. メニューおよびツールバー」は、リボンと言われているようなUIでデザインされています。隠すこともできますが、様々なツールの起動や、各種設定ウィザードの起動のボタンが配置されています。また、ワークスペースに開いたリソースやツールに応じて、自動的に対応したボタンが現れたりします。

「2. DataCoreサーバパネル」は、同一グループ内のDataCoreサーバ毎にそれぞれのリソースが表示されるパネルです。物理リソース(Physical Disks)、仮想ディスク(Virtual Disks)、仮想ディスクプール(Disk Pools)、ポート(Server Ports)などが確認できます。

「3. ホストパネル」は、DataCoreサーバにログインしてくるSCSIチャネルと、ホスト名を紐づけて管理するパネルです。FCのWWNや、iSCSIのIQNだけでは、ホストの特定が困難なので、SSVではホスト登録を行います。登録されたホストは、ホストパネルに表示され、提供された仮想ディスク(Virtual Disks)、ポート(Server Ports)などが確認できます。

「4. ワークスペース」は、各種設定ウィザードが表示されたり、DataCoreサーバパネルやホストパネルで指定したリソースの情報が開くスペースです。メインの画面と言ってもいいかも知れません。リソース情報のウィンドウには、"Info"、"Setting"、"Performance"、"Event"などリソースに紐づくタブがあります。

「5. オペレーションパネル」は、操作ログが表示されるパネルです。普段のデモなどでは、隠してしまう事も多いパネルです。SANsymphony-VのGUIは、XGA(1024 x 768)以上の解像度が必要ですが、プロジェクタによっては足りない場合があります。その際にデモを少しでも解りやすくするために、隠して必要なスペースを確保しています。


各パネルは、配置を変えたり、表示サイズを変えたり、ピン止めしたり、非表示にしたり、自由に使いやすいレイアウトに変更可能です。また、一発で初期状態に戻す"Reset Layout"というボタンも用意されてます。(結構、便利です!)


私は基本的には営業職ですが、営業でもデモができるくらい簡単で使いやすいGUIです。

インターフェースは英語ですが、操作への導線がたくさんあり(右クリック、リボン、ワークスペース上のリンクなど)非常に直感的に操作できるGUIだと思います。

ぜひ、触ってみて体験してみてください。


2014/03/03

元祖 SDS

先日あるお客様に製品紹介したところ、やたら"SDほにゃらら"(SDNやSDS)と言いだすベンダーや製品はまずは疑ってかかります。と言われました。

なるほどと妙に感心してしまいまして、自分も最近やたらSDSと言ってるなと振り返ってしまいました。
このブログのタイトルもそうですしね…笑



なのでデータコアが、元祖 SDSと言える理由を一つお伝えしようと思います。


CEOであるGeorge Teixeiraが1998年に言っていたデータコアのビジョンです。

"DataCore is committed to creating an enduring and dynamic software-driven storage architecture liberating storage from static hardware-based limitations."

「データコアは、ストレージを静的なハードウェアベースの限界から解放し、永続的に動的なソフトウェアベースのストレージアーキテクチャを提供する事をお約束します。」


これ、まさにSDSですよね。
1998年から、ハードウェアベースのアーキテクチャの限界を考えいたんです。
そして、このSDSの時代が来ることを予想してたかのようなビジョンを掲げて、16年間専業メーカとして成長してきている訳です。



どうでしょうか?やっぱり元祖ですよね!?

2014/02/25

4月のトレーニング(SANsymphony-V管理者コース)

皆さま、こんにちは。

最近は、トレーニングのご依頼も沢山いただくようになってきました。

SYMV9P(SANsymphony-V管理者コース)は、認定資格であるDataCore Certified Implementation Engineer(DCIE)を取得するために必要な、3日間のハンズオントレーニングです。


データコア製品を取り扱うパートナー様のSEだけではなく、エンドユーザ様の運用ご担当者様、体系的にストレージ技術を学べる場としてSEの教育などにもご利用いただいてます。

現在は不定期開催で3月は繁忙期のため見送りましたが、4月のスケジュールが決まりました。
ご参加を希望される方は、弊社または弊社ディストリビュータまでご連絡ください。



期間:4月22日(火)~24日(木) 
※ 25日(金)は教室開放日とします

場所:データコア・ソフトウェア株式会社
〒101-0021 千代田区外神田6-14-7 秋葉原トーセイビル5F

定員:4名



トレーニング概要
http://www.datacore.com/Support/Training.aspx

トレーニング会場
http://www.datacore.com/Company/contact-us/AsiaPacific.aspx
http://goo.gl/maps/c4Cjw

2014/02/20

デモ環境

最近、お客様先でのデモの機会が増えてます。

SDSのメリットや、製品の完成度、使い勝手を直接見ていただく事で、どこでどのように使えるかイメージをつかんでいただけるようです。

ちょっとでもSDSやSANsymphony-Vに興味があれば、ぜひデモをご依頼ください!


そんな私のデモ環境ですが、ノートPCのWindows 8.1 Hyper-V環境で構成しています。

仮想マシンは、以下の4台です。

SSV1:SANsymphony-Vサーバ(SSV2とHA)
SSV2:SANsymphony-Vサーバ(SSV1とHA)
SSVDR:SANsymphony-Vサーバ(SSV1およびSSV2とDRの設定)
WinHOST:Appサーバ(SSV1とSSV2のHA環境から仮想ディスクを提供)

デモは、
  1. GUIの確認
  2. vDiskの作成
  3. Snapshotの作成と確認
  4. CDPのRollback vDiskの作成と確認
  5. Remote Replicationを使ったDR
  6. Pass-through Diskを使ったデータ移行
  7. パフォーマンスツール、タスク、プールのしきい値管理、などの各種ツールの紹介
  8. vDisk Move、オンラインのリソース入れ替え、ミラーのスプリットや再定義、などの運用系機能の紹介
など、SSVの一通りの機能を体験いただけます。

更に今の環境はWindowsのODXをサポートをきっかけに、Windows Server 2012の重複排除機能を使った連携もご覧いただけるようにしました。

デモは、お客様の反応も直接感じられる、個人的には非常に楽しい時間です。
お気軽にリクエストください!


ちなみにそれぞれの機能のデモは、順次動画にとってアップしていく予定です。

こちらもご期待ください!

2014/02/19

データコア・ソフトウェア プロモーションビデオ

皆様、こんにちは。

最近「Software Defined Storage (SDS)」なる言葉が、かなり注目されています。
データコア・ソフトウェアも、元祖SDSなんて言い方で紹介されることも多くなってきました。


確かにそうだと思います。

1998年の設立当時から、ストレージを仮想化するソフトウェア、つまりSDSを提供してきた会社ですから。今でも、専業ソフトウェアメーカーとして、全ての社員が「SANsymphony-V」というSDS製品に携わり、全ての売り上げがこの製品から産まれています。


そんな私たちデータコア・ソフトウェアと「SANsymphony-V」を紹介するビデオができました。

2分くらいのビデオなのでぜひご覧ください。