今回はV10PSP1で追加され、PSP2でプロダクションレベルに昇格した新機能Random Write Acceleratorを紹介します。
早速ですが、まずは下のグラフをご覧下さい。
大改善劇的性能ビフォーアフター!
なんということでしょう!SATAがSSDより早くなってしまいます!
これでもう遅い書き込みに悩まされる心配はありません。
驚きのあまり某リフォーム番組みたいになってしまいました。
にわかには信じられませんね。そこで日本でも実際にベンチマークをとってみました。
構成:SATAx15本 RAID6 条件:4k ランダム書き込み100%
なんと!
1,750IOPS → 23,666IOPS
続いてSASでも試してみました。
構成:SASx10本 RAID5 条件:4k ランダム書き込み100%
こっちも!
1,355IOPS → 27,297IOPS
SATAで13.5倍 SASで20倍 の性能が出てしまいました!!!
構成や条件が異なるため本国資料の33倍には届きませんでしたがそれでも圧倒的な性能向上です。
そしたら次にきっとこう思うはずです、読み込みはどうすればいいの?
答えは簡単です。予算が許す限りメモリをたくさん積んで下さい!積めば積むほどキャッシュヒット率が向上し、メモリスピードのストレージに近づいていきます!(そして簡単にFC iSCSIポートが頭打ちしてしまいます。)
同じ投資をするならより高い性能を発揮して欲しいですよね。SANsymphony-Vはハードウェアが持てる力を出し切ります。性能が出るアーキテクチャなのです。
では肝心の使い方は?
有効にしたい仮想ディスクを右クリックして[Enable Sequential Storage]を選ぶだけ!
とっても簡単ですね。
注意点があります。
仮想ディスクのサイズ以上にディスクプールを消費することがあります。仮想ディスクサイズに対してプールサイズの余裕を持たせて、空き容量には注意して(ちゃんと空き容量監視をして)使用して下さい。
0 件のコメント:
コメントを投稿