2014/05/21

DataCoreの考えるSoftware-Defined Storage (SDS) とは

皆さま、こんにちは。

「SANsymphony-V 10」ですが、リリースに向けて日に日にビルドが上がってきています。
詳細をお伝えできる日が待ち遠しくてなりません。

最近はそのV10に向けて、メッセージや様々なマテリアルの作成も行っています。
その中でなぜSDSが必要か、ソフトウェアで定義する意義は何か、SDSはどうあるべきか、データコアのメッセージが語られています。今日は、そのメッセージの一部をご紹介します。



現在ストレージの役割は、大きく2つあります。

  1. データを蓄積する役割
  2. ストレージサービスを提供する役割
前者はリソースとしての役割で、容量や性能など、非常に物理的なハードウェアの要素です。
後者は機能としての役割で、SnapshotやMirroringやReplicationなど、ソフトウェアの要素です。

従来のストレージは、このデータを蓄積するハードウェアと、ストレージサービスであるソフトウェアが同一の製品上で提供され強い依存関係にあるため、専用性が高く、融通のきかない物になっていました。


これらを分離するのがSDSの世界です。


データコアの考えるSDSの要件とは、4つあります。
  1. 異なったストレージデバイス間で、データのやり取りができる
  2. ハードウェアの進歩とソフトウェアの進歩を切り分けて享受できる
  3. 全てのストレージリソースをプールし自由にプロビジョニングできる、またそれにより集中管理が提供できる
  4. ハードウェアの運用上発生するタスクの工数やインパクトを軽減できる(メンテナンスや、拡張、リプレース等に伴う作業)

もちろん、SANsymphony-Vは全ての要件をクリアしています。

またデータコアのSANsymphony-Vは、SDSのレイヤーそのものが制約にならないよう、非常にオープンな仕組みを持っています。SDSを導入してしまった事、そのものがインフラ運用の足かせなってはいけないという考えです。インフラがソフトウェア化すると、ハードウェアの寿命を超えた長期間の運用が前提となるため、これは重要なポイントです。


今後、SDSというカテゴリーで色々な製品が出てくると思います。
その際に、これらの要件で比較してみるのも面白いかも知れません。



0 件のコメント:

コメントを投稿