デモ動画第3弾は、Snapshotです。
一言でいうなら仮想ディスクの複製機能ですが、ソフトウェアのレイヤーで行うことで色々と面白い使い方ができる機能です。
動画では、差分スナップショットを作成し、ホストOSからファイルにアクセスするところまでをご覧いただけます。
スナップショット作成ウィザードの導線は、動画にもあるようにツールバーから、対象となる仮想ディスクの右クリックメニューから、対象となる仮想ディスクの情報ウィンドウ内のSnapshotタブからなど複数あります。このあたりは、全てのウィザードで共通の操作感なので、慣れていただくほど簡単になっていくと思います。
ウィザード上で要求される主な設定項目は以下のとおりです。
- 仮想ディスク名(ソースとなる仮想ディスク名に実行時間を加えた形で自動で定義されます。もちろん変更も可能です。)
- 実行するDataCoreサーバの指定(ミラーされてる場合は、2台のDataCoreサーバのうち好きなサーバを指定する事ができます。)
- スナップショットのタイプ(差分かフル)
- スナップショット先のプールの指定
- OS管理情報の複製の有無(データだけではなく、OSの管理情報を複製するかしないかのオプションです。デフォルトは複製しない設定になっています。)
デモ動画では、Tier PoolからSATA Poolにスナップショットを作成しています。
例えば、Tier Poolを構成しているストレージとは別のストレージでSATA Poolを構成していれば、物理的に全く違うストレージ上に複製を作れるという事です。
一般的なストレージのスナップショットやクローンの機能は、同一の筐体内で実施します。
そのため有用性の範囲や、構成面でどうしても制約が出てしまいます。
SANsymphony-Vのスナップショットは、全く自由です。ハードウェアの制約は一切ありません。
また、ソースとなる仮想ディスクとの関連性を切り離す(スプリット)ことで、独立した仮想ディスクとしてハンドルすることも可能です。
そのため、バックアップやリカバリポイントの保持という本来の目的だけでなく、移行やテンプレートとなる仮想ディスクの複製、検証用に本番と同様の複製を作成するなど、さまざまな用途が考えられます。
タスクによる簡易の自動化や、Windows PowerShellによる高度な実装、VSSによる連携など、運用形態に合わせて活用ができるのも魅力です。
今では、多くのお客様がご利用いただく機能になりました。
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