普段お客様先などでデモをやっていても、非常に盛り上がる機能の一つです。
CDPはContinuous Data Protectionの略で、継続してデータを保護する仕組みです。
SANsymphony-Vの場合は、最長14日間の仮想ディスクの更新をブロックレベルで全てログしておき、後から任意の時点のロールバックボリュームを作り出す事ができます。
動画では、作成時刻の名前を付けたテキストファイルと、画像ファイルを使って2分前の状態までロールバックするデモをご覧いただけます。
CDPを使うには、予め仮想ディスクに"Data Protection"の設定を有効にしておく必要があります。
この際に"History Log"領域を決めるのですが、この容量を超えるまで、もしくは14日間というのがログの保存期間になります。また、プールへのI/Oを変更する関係上、ホストOSに提供したまま有効にすることはできないので注意が必要です。仮想ディスク作成時に有効にするか、既存の仮想ディスクに対しては、ホストOSから外して有効にし、再提供する事になります。
ロールバックボリュームの作成ウィザードで要求される主な設定項目は以下のとおりです。
- 仮想ディスク名(ソースとなる仮想ディスク名に実行時間を加えた形で自動で定義されます。もちろん変更も可能です。)
- ロールバック時間(秒単位での指定が可能です。)
- ロールバックボリュームを作成するプールの指定
仕組みですが、ソースとなる仮想ディスクとHistory Log領域から透過的に指定した時点のイメージを作り出しています。そのため、必要な時にすぐに欲しい時点の状態が作れる訳です。
ロールバックボリュームから取り出せば特定ファイルやフォルダー配下のロールバックも可能ですし、アプリの障害などで数秒前に時点を作り出して調査する、復旧するなどの利用も可能です。
ブロックレベルでやっているので、特にOSやアプリケーションの制約もありません。
デモ動画でも落書きした画像ファイルが、2分前にロールバックして元通りになっているのが確認できますが、本当に便利です!
これぞSDSという機能の一つと思っていますが、いかがでしょうか?
0 件のコメント:
コメントを投稿